電車と競争(1)
DENSHA TO KYOUSOU(1)

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下山村駅を去って行く列車

 ついに来た。漢どもは、ここまできた。再び巡り会えるかどうか判らぬ列車を見送る彼らの目に焦燥と闘志が混じる。

土倉や民家の間を抜ける

 誰がなんと言おうとも彼らは本気で挑んでいる。例え無人野菜販売に出会おうとも。なまこ壁の倉があっても。

川沿いを歩く

 向こうに見えるのが新飯田橋、後ろにあるのは当然水道橋でなくてはならぬ。
「大馬鹿者、本当は永代橋だ!」

新飯田橋交差点

 赤信号、数少ない休憩時間である。しかし、瞬く間に青に転じた。

新飯田橋無人自動精米所

 この圧倒的な存在感は、ワーグナーの響きに喩えられよう。


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