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夜明け前の新城駅

 夜という冥界と昼という現世の狭間、いつシャッターを切ったのか、記憶はない。きっと憑き物にでも切らされたのだろう。
「カシャッ!」
 指先の感覚もない。旅はまだこれからだ・・・・・

爆睡

 「私の恥ずかしい写真を買って下さい。」
 今、この男の意識と肉体は完全に分離している。明日の勝利のために、今日の恥辱に耐える・・・・・。 

日の出

 夜の男は、滅多にコイツを拝まない。そして、あまり会いたくはない。レンズを向ける手に、瞳の奥に、違和感を覚える。世界が崩壊していく。景色が崩れる。違う、俺の体が崩れていく。瞳の奥から崩れていく。真っ白な灰になる。


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